育児中の息抜き

最近、新生児の子ども(もうすぐ0歳2か月)は体力がついてきたのか、日中に起きてる時間がながくなってきた。

機嫌よくしていれば起きてて何の問題もないが、9割がたの時間ぐずっているので結構つらい。

 

妻が専業主婦で私が育休中なので、交替であやしたり時には2人で面白がりながら相手をしているのでまだマシだが、ほんとワンオペとかありえんと感じる昼下がり。

現状は育児や家事のあいまに息抜きできているが、ワンオペな方はほんとどうしているのだろう。。

個人的な現状としては日中は1~2時間、夜は3~4時間くらい子どもと関わらない時間がとれている。

 

日中はリスキリングと称して少し勉強をしてるのと、飽きたらこのブログを書いてみるということで自分の感覚としては息抜きではない笑

夜はお酒を飲みながら、読書とゲームという日常。

 

ゲームはゼルダの新作を心待ちにしながら、妻がちょっと前に買ったポケモンバイオレットをまったり進めている。

…このポケモン新作、ゲームのテンポが悪すぎてよく人気でるな、と正直思う笑

会話シーンや戦闘がとにかく時間がかかって冗長なんだが、任天堂の看板作品でこのクオリティが許されるの?という部分で驚いている。。例えばゼルダは冗長さ皆無なのに、同じメーカーと思えない。。まぁそういう部分をとやかく言うソフトではないということだろう。

 

読書のほうは小説から新書まで自分的には幅広く読んでいるつもり。

一番最近読み終わった小説が面白かったのでご紹介。

www.amazon.co.jp

 

はじめて読んだ作者だったが、面白かった。

主人公はダメ人間で性格もちょっと残念な感じで、その主人公が村長選に立候補した幼馴染を落選させるべく裏工作するが、最後にさらにこじれて暴発…というお話。

 

主人公のように何をやってもうまくいかないという人は世の中にそれなりに多いと思う。作中で村長になろうとする幼馴染(こちらは前向きな陽キャで真人間)が「自分は社会に絶望してるけど、それじゃだめだから希望をみんなにも持たせたい」みたいな熱い言葉を主人公にいうシーンで、最初は主人公も心を動かされるものの、やっぱり主人公自身はずっと底辺で希望なんて嘘じゃねーかバーカ、みたいに変遷する心理は正しくはないもののなるほど…と思ったし少し共感を覚えてしまった。

本当に今に絶望してるときは、未来の希望なんか解決策にならないのだと。

 

このほかもう1作の収録作品も面白かった。

作者は社会の課題を小説に落とし込んでいて、その課題に共感できたからというのもある。表題作では日本の政治の構造的な課題(男性社会、権力者に逆らうと仕事がなくなる=自分の生活が一番だからみんな長いものにまかれていく)とか、資本主義の課題(過剰な分業を強いて労働者から働く意味を奪ってしまった)とかまさに。

 

他の作品もよんでみたいところ。