「育児はママの仕事」という価値観

話題が育児ばかりで何ですが…育休中なので今は本業ということで。

 

先日、西松屋にベビー用品を買いに行ったところ強烈に違和感を覚えた商品名があり。

その名も「ママ、鼻水とって」。赤ちゃんの鼻水をとるただのスポイトなんですが。。なんでしょう「ママ」って。

 

よくよく見ると、育児グッズで「ママ」を冠した商品のなんと多いことか。

これ、本当にやめてほしい、、

育児はママの仕事、そんな前提(価値観)がアリアリで、これにはうちの奥さんも怒っていた。べつに商品名なんて深い意味ないかもしれないけど、であればこそ、ママをフィーチャーするのやめてほしいところ。

 

ただ単に「育児はママの仕事」が古い価値観だから批判しているのではなく(それもあるけど)、私としては女性が持っている特権を男性にも分けてほしい、そのように社会的に変わってほしい、という希望がある。

 

女性の持つ特権とは、すなわち妊娠できて出産できて母乳が出せること。

これは、男性には逆立ちしてもできないことだ。

 

SNS上で、よく妊婦やママが男性側の理解のなさを嘆いているのをみる。

うちの妻も、悪阻が辛かった時に「男に悪阻がないのは不平等だ」と毎日のようにキレていた。今のままでは、夫婦の(男と女の)分断が深まってしまうように思う。

 

子どもを授かるにあたっては、妊娠や出産、出産後の体の変化などなど女性側に負担が偏っているのは全く事実であるし、妻の言う通り不平等である。

生物学的な不平等が克服できない以上、せめて社会的には男性側に負担を寄せることで少しでも平等に近づけるのがスジではないだろうか。

 

つまり、妊娠や分娩は仕方ないとしても、そのあとの育児については男性側に寄せていくべきだ。これは負担を男性が負う、というより、女性の特権を少しでもはがして男性にも与えるようにしようよと。

たとえば我が家は母乳をやめて完全ミルクにして、昼も夜も夫である私がミルクをあげている。妻は夜、別室でぐっすり寝ている。

 

 

というわけで、「ママ、鼻水とって」は個人的には残念の極みだと思った次第。鼻水くらいパパでもとれる。

もちろん、夫は仕事・妻が育児、という完全分担もお互い合意のうえならまったく構わないと思うのだけれども、商品を作る企業側は社会を意識してほしいものです。